家の中がすぐに散らかってしまうことの大きな原因の一つが、外から帰ってきた時に、カバンや脱いだ服や小物などを、そのあたりにポンと置いてしまうことにあります。
いろいろなところに物が散乱してしまうことになりますので、すぐに家の中が散らかってしまいます。
こうしたポンと置く、という悪癖を防ぐために有効なのが、動きながら収納ができるという術を身に着けることです。
簡単に言うと、玄関から入って自分の部屋まで行く間に、物を置いたりかけたりできる場所を作って、そこに収納していくという方法です。
決まった場所に物を置いていけますので、家の中に物が散乱するということがなくなりますし、見た目もかなりすっきりします。
さらに、この方法なら子供でも簡単に実行できますので、収納のための工夫を事前にすれば、家族みんなで実行できるというメリットがあります。
外から帰ってきた時に、収納を始めるのは玄関となります。
靴を靴箱にしまうというのは当然として、鍵などの小物を置くスペースを作っておきましょう。
靴箱の上に見た目にも良いかごやボックス、フックなどを置いて、そこにすぐに置けるようにします。
その後の動きは人によって異なりますが、トイレや洗面所に行くという人が多いものです。
そこでアクセサリーや時計、帽子などを外すことがほとんどですので、洗面所周りにトレーを置いて、小物を置けるようにしておくと良いでしょう。
また、帽子などをかけられるフックを置くというのも一つの手です。
他にも、カバンをついつい床や椅子の上にポンと置いてしまう習慣を防ぐためにも、リビングや玄関付近などにカバンを引っかけられるフックを付けたり、決まった場所を作ってみてください。
あとからきちんと収納場所にしまうとしても、このように一時的でもカバンを置くスペースを作っておくことが大事です。
こうすることで、ポンと何気なく物を置くという習慣をなくすことができて、決まった場所に決まったものを置くという意識を付けられるからです。
リビングやダイニングでついつい散らかしてしまうのが、ダイレクトメールなどの郵便物です。
家族の誰か宛に来ているので、その人が帰ってくるまでリビングのテーブルに置いてそのままになっている、ということが良くありませんか。
これを防ぐために、共通の郵便物入れを、何かケースやブックスタンドなどを使って作ると良いでしょう。
このように、動きながら少しずつ物を収納していけるスペースを各所に作ることで、かなりすっきりとした家の中にすることができます。