毎日が忙しくて食事の時間もゆっくり取れない、できるだけ食事は短時間で済ませたい人が最近注目しているのが「完全食」です。
完全食というのは、それ一つで必要な栄養素全てが取れるというものです。
そんな食べ物あるの?と思うかもしれませんが、代表的な完全食が「母乳」や「卵」です。
生まれたばかりの赤ちゃんにとって母乳は成長のために必要な栄養素や、病気から守る免疫物質を含んでいます。
「卵」はカルシウムやビタミン、そしてタンパク質、鉄などが含まれており、栄養バランスが優れています。
赤ちゃんの頃は母乳だけですくすく育つというのは、母乳が栄養満点だからなのです。
母乳が思うように出ないママもいるでしょう。
最近販売されている赤ちゃん用の粉ミルクは、母乳と遜色ないものとされています。
母乳が出なくても焦らず、出ないときはミルクにすれば良いのです。
最近では、完全食も市販され始めています。
簡単に食べられるようにパンや麺類、そしてドリンクタイプのものがあります。
食事はやっぱり楽しみながらしたい人はパンや麺類で、ゆっくり食事の時間が取れない人はドリンクタイプにするなど、好みやその日の都合によって選ぶことができます。
完全食に含まれる栄養素はどれだけの種類なのかが気になるところです。
完全食に含まれる主な栄養素とは、タンパク質や必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、E、そして炭水化物、食物繊維、ミネラルや葉酸です。
これだけを普段の食事で摂ろうとするのは難しく、完全食と言われているものを食べるだけで手軽にしっかり栄養が取れます。
最近話題になっている完全食ですが、どんな風に活用されているのでしょう。
よく利用されているのが、スポーツ選手のカロリーコントロールのためです。
アスリートの場合、厳しいカロリーコントロールが必要なことがあります。
そんな時、自分でカロリー計算して食事するのは大変ですし、栄養が偏る心配もあります。
市販されている完全食ならカロリーは明記されていますし、含まれている栄養素もわかるので簡単にカロリーコントロールができます。
また、食品ロスの削減にもなります。
多くの栄養素を取るためには、それだけ多くの食材が必要となります。
しかし、準備した食材をすべて消費することは難しく、食品ロスとなってしまうこともあるでしょう。
そんな時に完全食が活躍してくれます。
完全食1食で多くの栄養素が取れ、長期保存が可能となっているものも多いので食品を無駄にすることはないのです。
日々の食生活はもちろんですが、アスリートのカロリーコントロールやダイエットにもおすすめです。