在宅ワーク詐欺とは

在宅ワークには、勤めている会社で勤務形態が通勤からリモートワークに変わった場合と、最初から在宅ワークとして募集している仕事に応募する場合の2種類があります。
もともと勤めている会社で通勤から在宅ワークになるのであれば特に問題はないのですが、全く知らない会社の仕事を在宅ワークで受注する場合には注意が必要です。
というのも、在宅ワークの中には詐欺も存在するからです。

在宅ワーク詐欺というのは、虚偽の在宅ワークで応募者を募り、個人情報などを盗もうとする行為のことを言います。
近ごろ在宅ワークの人気が高まっていますが、このような詐欺には引っかからないように注意しなければなりません。

在宅ワークは通勤する必要がないため、家庭の主婦が家事や介護などと並行してできる仕事として人気を集めています。
それほど専門的なスキルを必要としない仕事、あるいは年齢制限があまり厳しくない仕事なども多いため、気軽に応募できるというメリットがあります。
在宅ワーク詐欺はそのようなところに目をつけて、ユーザーの個人情報を盗んだり、金融資産の情報を手に入れようとしたりします。

在宅ワーク詐欺の見抜き方

求人案件が在宅ワーク詐欺かどうかを見分けるためには、求人の内容をよくチェックすることが大切です。
仕事の内容に対して時給が良すぎる、あるいは採用企業の情報がほとんど見つからないような求人案件に関しては注意が必要です。
在宅ワークには一定の給与の基準というものがあり、極端に条件の良い仕事というのはありません。

目安としては、普通に働いた分の妥当なお給料がもらえると思えばいいでしょう。
例えば、同じクラスの仕事で平均時給が1,500円前後であるにもかかわらず、時給2,000円で仕事を募集しているような案件は詐欺かもしれないと疑ってみたほうが安全です。
それに加えて、採用企業をインターネットで検索してもホームページが見つからない、あるいはホームページに掲載されている内容が曖昧で企業の実態がつかめない、といったような場合にも注意が必要です。
検索をしていて、詐欺にあったという話が出てきた場合は応募はやめておくことをおすすめします。

もうひとつ、敬遠したい求人の中に”働くためにお金を払わなければならない”タイプのものがあります。
仕事を始めるための初期費用が必要だ、あるいはいくらかの投資をしなければならない、というのであれば、いくら時給が高くても応募はやめておきましょう。
このような企業は、お金を払った途端に連絡が絶えることも珍しくありません。
もちろん、仕事をしてもお金を払ってくれるかどうかも疑問です。
研修費用を請求してくるところもありますので、変だと思ったら総合労働相談コーナーなどに相談するといいでしょう。