栄養価に富んだシチューは便利な一品

毎日バリエーションに富んだ献立を考えるのは、かなり煩わしい作業です。
ただ単に食べたいものを作るというのではなく、栄養のバランスが取れた献立を立てようとすると、いくつもの料理を作らなければならないので手間がかかります。

品数を多く作っている時間がない時におすすめなのが、シチューです。
シチューにはお肉や野菜がバランスよく入っていて、一品だけでも栄養価に優れているのが特徴です。
材料の下ごしらえをして鍋に入れてしまえばあとは煮込むだけなので、意外と時短になるのもシチューのメリットです。
シチューのルウはいくつものメーカーから市販されていますので、これを使えば簡単にできますし、ルウを手作りすればさらに好みの美味しい料理が出来上がります。

市販のルウを使わない簡単クリームシチュー

シチューのルウを作ろうとするとダマになってしまってうまくいかないという方におすすめなのが、「簡単濃厚クリームシチュー」です。
まず、厚手の鍋にバターを溶かし、薄切りにした玉ねぎを炒めます。
玉ねぎがしんなりとしてきたところで鶏もも肉と白ワインを加え、鶏もも肉に火が通るまで炒めます。
その後、小麦粉とじゃがいも、ニンジンを加え、小麦粉の粉っぽさが消えたら水を加え、じゃがいもとニンジンに火が通るまで煮込みます。
牛乳とコンソメ顆粒を加えて3分ほど煮込み、とろみがついたらピザ用チーズを加えて火を止めます。

この方法だと、ルウを作らず、鶏もも肉と野菜を炒める際に小麦粉を加えておくことによって自然にとろみが出るので、失敗がありません。
食べる際に刻んだパセリを散らせば香りもよく、食欲をそそります。
白ワインを加えることによって風味が増しますし、ピザ用チーズによって濃厚な仕上がりになっています。
さらに粉チーズを加えるのもいいアイディアです。

生クリームを使ったコクのあるシチュー

牛乳の代わりに生クリームを使っても、コクのあるシチューができます。
玉ねぎや鶏肉を炒める手順は同じで、牛乳を加えた後にさらに生クリームを加えることで、さらにコクのあるシチューを作ることができます。
野菜はじゃがいもとニンジンの他にブロッコリーを加えれば彩りもよく仕上がりますし、栄養価もさらにアップします。
また、しめじなどを加えれば、また違った味わいが楽しめます。
具材も鶏肉に限らず、サーモンとかぼちゃ、とうもろこし丸ごとなどを入れればいくつものバリエーションが楽しめます。

シチューは一度作り方を覚えてしまえば簡単なので、冷蔵庫の中にある食材を上手に活用してオリジナルな一品を作ることができます。
ベーコンやソーセージ、牡蠣などを使っても美味しいシチューができますし、かぶやさつまいもも変わり種としておすすめです。