オイルポットとは

毎日調理をしていると、残った食材や調味料などの保管方法に困ってしまうことがあります。
特に揚げ物を良くする家庭では、揚げ物で使った後のオイルをどのように保管するかが問題になると思います。
揚げ物で使った油がまだきれいな場合、一度使っただけで捨ててしまうのはもったいないので、再利用するのが一番です。
フライパンやお鍋にオイルをそのまま入れておくとオイルが傷んでしまいますので、調理が終わったら、早めにオイルポットに移し替えて保存しておきましょう。

オイルポットというのは使い終わったオイルを保存しておく入れ物のことで、料理の際に必要な量の油を注ぐのに便利なアイテムです。
デザインや素材によっては、テーブルセッティングやキッチンのデコレーションとしても利用されることがあります。

オイルポットを使ううえでの注意点

オイルポットには高温にも耐える素材が使用されていますが、使い終わったオイルを入れる際にはオイルの温度が50℃程度に下がるまで待ちましょう。
オイルが熱いうちにオイルポットに注いでしまうと、ポットの蓋の内側に蒸気がたまり、オイルを劣化させてしまう原因になります。

また、オイルポットは一度使ったオイルをいい状態で保管するには最適のアイテムとはいえ、何度も使ってドロドロになっている状態のオイルを保管しておくのはいいアイディアではありません。
ですから、オイルを2〜3回使ったらこまめにオイルを廃棄するのが理想的です。
以前使ったオイルがオイルポットの中に残っているのに、新しい揚げ油を継ぎ足すといったような行為は控えましょう。

オイルポットには揚げ油を濾すフィルターがついてるのですが、オイルを濾す際にフィルターの上にキッチンペーパーを1枚乗せると、きれいな状態のオイルを保管することができます。
そしてオイルポットを頻繁に洗うことも、揚げ油をベストコンディションに保つためには必要な作業です。
オイルポットのメンテナンスにはけっこう手間がかかるので、できるだけ洗いやすい形状と素材のものを選ぶといいでしょう。

オイルポットの選び方

オイルポットを選ぶ際には、高温に耐えてしかもメンテナンスの簡単なステンレス製やホーロー製がおすすめです。
また、テフロン製のフッ素樹脂加工されたオイルポットも汚れにくく、お手入れが簡単です。
オイルは冷蔵庫内に保管しておくと傷みにくいので、サイズ的に冷蔵庫に入れられる小さめのものを選んでおくと重宝します。

デザイン的には、片手で扱えるタイプのオイルポットがおすすめです。
あまり重くなく、それでいて安定感のあるオイルポットだと理想的なので、実際に手に取って選ぶといいでしょう。
揚げ物をする際、大量のオイルを使わなくて済むようなフライパンを使う習慣をつけるのもいいでしょう。