家事の中でも、特に時間を取られてしまう場所のひとつがキッチンです。
食事は毎日3回作らなければなりませんし、それに応じて洗い物がたまるだけではなく、汚れも溜まっていきます。
ですから、いつもきれいな状態に保っておくためにはかなりの労力を必要とします。
まとめて掃除をしようと思うと心理的にも負担が大きくなるので、できるだけ汚れが少ないうちにパパッと掃除をするのがおすすめです。
最近、「キッチンリセット」という言葉が流行っています。
毎日あるいは毎週、キッチンをリセットする時間や曜日を決めて、キッチンをピカピカに磨き上げるようにすると汚れもつきにくくなり、掃除が簡単になります。
キッチンは、油汚れの他に水垢などもたまりやすい場所です。
これらの汚れは、放置すると頑固な汚れとなってこびりついてしまい取り除くのが大変ですので、こまめな掃除が何よりも大切です。
汚れを見つけたら、そのままにしておかずにその場でさっと掃除する習慣をつければ、後の作業が楽になります。
夜の寝る前にキッチンをきれいにしようと思っても、疲れているとどうしても億劫になってしまうものです。
ですから、キッチンリセットは夕食の後にすぐやってしまうようにしましょう。
夕食後に食器洗いをした後、プラス5分でキッチンの掃除をしてしまえば、キッチンが見違えるようにきれいになっていきます。
この時に、好きな音楽などをかけておけば楽しく作業ができます。
調理台などに物がたくさん置いてあると、掃除がしにくくどうしても怠けがちになるので、ワークトップにある調味料などは片付けて、表面をスッキリさせておくことも大切です。
調味料のしまい場所を決めて常に収納しておくことによって、見た目にもキッチンが片付いている感じになります。
掃除をするたびにいちいち物を移動させる必要もないので、時短にもなり便利です。
キッチンリセットと言っても、キッチンの隅々を完璧にきれいにするのは時間がかかりますので、細かい目標を決めて毎日コツコツと掃除をしていくといいでしょう。
油汚れと同様に厄介なのが、キッチンの水滴です。
シンク周りに残っている水滴はそのままにしておくと汚れの原因となりますので、水気は1日に1回しっかりと拭き取っておく習慣をつけましょう。
シンクの内側の水滴も全て拭き取り、キッチン用アルコール除菌スプレーで仕上げをすれば、食中毒の予防などにも有効です。
揚げ物をしたからといってシンクの内側をたわしでゴシゴシこするとキズをつけてしまいますので、柔らかい布を使って拭き上げるのがおすすめです。
毎朝目覚めた時にキッチンがきれいになっていると、清々しい朝を迎えることができます。