一緒に使うものを同じ場所に収納しよう

毎日の片付けは、苦手な人にとっては本当に大変なことです。
こういう人は、片付けすぎるとどこに何をしまったかわからない状態になってしまい、探すのに余計時間がかかることにもなりかねません。

片付けで大切なことは、より快適に生活ができるような環境を整えることです。
例えば、一緒に使うものは同じ場所に収納しておけばあちこちの引き出しを開けなくて済むので、時短にもなります。
一緒に使うものをグループ分けして収納することを「グルーピング収納」と言い、意識して家中のアイテムを収納することによって効率よく家事ができるようになります。

グルーピング収納の例

例えば、朝食で使う食材は1ヶ所にまとめて収納することによって、忙しい朝でも落ち着いて朝食が取れるようになります。
トーストに塗るマーガリンやジャム、バター、あるいは和食の朝食の時に使うふりかけや味付け海苔などを冷蔵庫の同じボックスに収納しておくと、ボックスを取り出すだけで朝食の用意が簡単にできるのでかなり便利です。
グルーピング収納しておくことによって、ジャムを取りに行って、後からバターがなかったことに気がついてまた取りに行くといった二度手間に煩わされることもありません。

掃除道具も、一箇所にまとめて収納しておくことをおすすめします。
モップとほうきは玄関に、バケツは洗面所にと別々に収納している家庭が多いのですが、こうするとバケツを取りに行くのが面倒で、ついついお掃除の回数が減ってしまうことにもなりかねません。
その点、収納ボックスとしても使えるバケツを使えばほうきやモップもまとめて収納しておけるので、あちこちに道具を取りに行く手間が省け気軽に掃除ができるようになります。

収納ボックスに使えるバケツの中には、耐荷重が500kg以上のものもあります。
こういったタイプのバケツを用意しておけば踏み台としても使えるので、高いところに収納してあるものを取り出す時に重宝します。

普段あまり使わない小物類もグルーピング収納をしておくと便利

冠婚葬祭の時に使うアイテムなども、1ヶ所にグルーピング収納をしておくと、いざという時に慌てなくてすみます。
お数珠や袱紗、バッグなどといった小物は別々にしまっておくと探すのが大変ですので、ひとつのボックスにまとめて収納しておきましょう。
この時、祝儀袋や筆ペンなども合わせて収納しておくことをおすすめします。

小荷物を作る際に使う梱包グッズなども、セロテープとペン、ハサミをあちこちに別々に収納しておくと探すのが面倒ですので、1ヶ所にまとめておくのが便利です。
ガムテープとペン、ハサミ、ビニール紐の他に伝票も合わせて入れておけば、時短にもなります。