多彩な具材が楽しめるライスペーパー

ライスペーパーは、米粉と塩・水を原材料にした薄い半透明のシート状の食材のことで、主に生春巻きを作る際に使われています。
ライスペーパーは水に浸してから使うのが基本ですが、水につける時間を長くしすぎてしまうとふにゃふにゃになりくっついてしまうので、ほんの数秒間水に浸すだけでかまいません。
生春巻きの具材としては、代表的なエビの他に、赤パプリカやニンジンなどを刻んだピーナッツと和えたもの、サラダチキンなどがおすすめです。

水に戻さなくても美味しいライスペーパーのアイディア

そんなもちもちとした食感が人気のライスペーパーは、生春巻き以外のレシピにも活用することができます。
例えば、ライスペーパーを水で戻さず、好みの大きさに切り、油でさっとあげるだけで美味しいおつまみができます。
ライスペーパーは油に入れると一緒にして膨らみますので、焦げないうちに早めに引き上げましょう。

味付けは、塩と粉チーズ青のりだけのシンプルな風味はもちろんのこと、唐辛子や好みのスパイスをかけるのもおすすめです。
また、シナモンシュガーをふりかければ、少し変わったスイーツとしても美味しく食べられます。

ライスペーパーをフライパンに敷いて餃子の具をのせて焼けば、ライスペーパー餃子が簡単にできます。
ピザのようにカットしてラー油で食べれば、味は餃子そのものです。

また、ベトナムの人気ストリートフードであるバンチャンヌンも、水で戻していないライスペーパーを焼き網に乗せることで簡単に作ることができます。
材料も卵と桜えび、万能ねぎ、フライドオニオンなどといったシンプルなものだけなので、冷蔵庫にあるものをあり合わせで作ることができて便利です。

トッポギやスイーツなどライスペーパーの使い方は無限

ライスペーパーを使えば、韓国の定番グルメであるトッポギ風レシピも簡単にできます。
チーズ入りのトッポギ風を作る場合には、ライスペーパーをさっと水にくぐらせてスライスチーズを乗せ、くるくると巻いて円筒状にします。
フライパンを熱してごま油をひき、長ネギを焼いた後にチーズを巻いたトッポギを並べ、ライスペーパーが柔らかくなるまで火を加えれば出来上がりです。
仕上げに白ごまを散らして、風味を加えましょう。

別の味付けとしては、さつま揚げと玉ねぎをライスペーパーで巻いたものをコチュジャンと鶏ガラスープで煮込んだトッポギ風も美味しいので、ぜひ作ってみてください。
ご家庭にライスペーパーが余っている際など、使い切るにはぴったりのレシピです。
ライスペーパーはこれ以外にも、生クリームとクリームチーズを使ったフルーツ大福などを作る際に活用できます。